特集 State of the Science―新たな治療の開発―
ブレイン・マシン・インターフェイス (BMI) が切り開く新しいニューロテクノロジー
2016 年 25 巻 12 号 p. 964-972
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2016 年 25 巻 12 号 p. 964-972
Brain-machine interface (BMI) とは ｢脳と機械の間で信号をやり取りする｣ 技術であり, 失われた神経機能の代行や補完を目的としている. この10年あまりの間に急速に進歩しつつあり, すでに実用化されたものもある. 大阪大学では ｢ヒトが考えただけでコンピュータやロボットを操作できる｣ 技術を開発中である. BMI技術は神経科学のほか情報科学や多方面の工学領域と統合されて実用化される学際的融合技術であるが, 今後, 人工知能 (AI) 領域の研究の進歩も加わり, ますます広い領域において革新的な展開が期待される新しいニューロテクノロジーである.
