生育が旺盛で草丈が高く葉の面積が大きいなど面的な広がりを持って空間を遮るため,維持管理上の課題があるオオイタドリについて,これまでシートの被覆により生育を抑制する方法を検討し,地上部だけでなく地下部についても生育を抑制できたことを確認した。本調査では,1年目に引き続きメッシュシートで被覆してから2年経過後のオオイタドリの地下部を観察した。その結果,2年目の地下部の生育状況は1年目とほぼ同じであった。このことから,メッシュシートによる被覆はオオイタドリの地下部の生育抑制に関して,被覆1年で抑制の効果が高度に発揮されるものの,その後地下茎は一定量維持されることを確認した。