日本緑化工学会誌
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技術報告
シュピーゲル・レラスコープを用いた森林の健全度評価
上野 直哉 飯田 毅秋山 菜々子田中 賢治
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2021 年 47 巻 1 号 p. 179-182

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抄録

平成31年4月より森林環境譲与税の各自治体への譲与が始まり,全国で本格的に森林整備が行われるようになってきた。しかし,整備対象となる個人所有の森林の多くでは所有者の高齢化や所有者不明となっていることから整備が行き届いていない状態となっている。このような状況であることから,伐期を迎えているにもかかわらず,間伐等の施業が行われずに放置された不健全な林分が多くなり,大きな問題となっている。そこで本報告では,三角法の原理を応用することによって,樹木の太さを測定できる「シュピーゲル・レラスコープ」を用いて立木の完満度を計測し,立木の成長限界を予測した上で森林の整備方法や整備計画を検討した事例を報告する。

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© 2021 日本緑化工学会
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