森林の管理には簡易なモニタリング技術が必要である。これまでの3次元データの取得は,レーザーによるデータの取得が行われてきたが,近年Structure from Motion(以下SfM)という技術が利用可能となった。SfMは写真測量の技術であり,小型UAVを用いることで3次元データを簡易的に取得できる。本研究では,北海道大学雨龍研究林において,小型UAVによる空撮画像とSfMを適用することで森林の3次元データを取得し,樹種の違い,季節変化,地形が樹高計測に与える影響について検討した。その結果,季節変化が樹高計測に影響を与えること,展葉時期において高い精度で樹高を計測できることがわかった。