日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
ISSN-L : 0916-7439
論文
小型UAVによる空撮とSfMを用いた樹高計測
田村 太壱加藤 顕小花和 宏之吉田 俊也
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 41 巻 1 号 p. 163-168

詳細
抄録

森林の管理には簡易なモニタリング技術が必要である。これまでの3次元データの取得は,レーザーによるデータの取得が行われてきたが,近年Structure from Motion(以下SfM)という技術が利用可能となった。SfMは写真測量の技術であり,小型UAVを用いることで3次元データを簡易的に取得できる。本研究では,北海道大学雨龍研究林において,小型UAVによる空撮画像とSfMを適用することで森林の3次元データを取得し,樹種の違い,季節変化,地形が樹高計測に与える影響について検討した。その結果,季節変化が樹高計測に影響を与えること,展葉時期において高い精度で樹高を計測できることがわかった。

著者関連情報
© 日本緑化工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top