血管腫・血管奇形の病理

堀 由美子; 森井 英一; 大須賀 慶悟; 廣瀬 勝俊

doi:10.7133/jca.23-00017

総説

血管腫・血管奇形の病理

著者情報

キーワード: vascular anomaly, vascular tumor, vascular malformation, International Society for the Study of Vascular Anomalies, pathological diagnosis

ジャーナルオープンアクセス

2023 年 63 巻 5 号 p. 85-90

DOI https://doi.org/10.7133/jca.23-00017

詳細

抄録

血管腫・血管奇形と呼称されてきた疾患群は，現在では，脈管性腫瘍あるいは脈管奇形と呼ばれ，脈管異常と総称される。脈管異常の正確な診断のためには，臨床所見，画像所見，病理所見，遺伝子解析結果などを含む総合的判断が必要である。その中で病理診断は，ISSVA分類に基づいて腫瘍と奇形の分類を行うために欠かせない要素である。本稿では，ISSVA分類に基づいた脈管異常の分類，代表的な病変の病理組織像について概説する。

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）