京都市埋蔵文化財研究所
1993 年 1993 巻 1 号 p. 17-22
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平安時代後期の鳥羽離宮跡の庭園の池底に堆積した土壌中の植物遺体を分析して池周辺の植栽の復原を試みた。池の底の土壌を池底にそって等間隔で採取し、ふるいで水洗して種実や葉などを抽出して同定した。針葉樹はアカマツ一種類で、他はすべて落葉広葉樹であった。後者にはウメ・サクラ・センダンなど花木が含まれていた。これらの木本は金剛心院の庭園に植栽された木本の主要な構成要素だったと推定された。
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