海の研究
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海洋中規模現象の解明と予測に向けて(2004年度日本海洋学会賞受賞記念論文)
池田 元美
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2005 年 14 巻 4 号 p. 481-487

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抄録

海洋中規模現象のモデル研究を中心として, 数値流体力学に取り組む端緒である吹き出し流の不安定現象から, 海流蛇行や渦形成とそれに関係する傾圧不安定と非線形相互作用について, 興味深いと思う事柄を述べた。さらに海の天気予報に必要なデータ同化の手法を用いて, 海面データから深層の状態を再現できることを示した。同様の考えを海洋化学場に応用し, 夏の混合層直下に予想より高い炭酸塩が存在することに言及した。

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