臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
Print ISSN : 0009-918X
ISSN-L : 0009-918X
総説
第2次パラダイムシフトを迎えた脳梗塞治療
平野 照之
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 57 巻 5 号 p. 203-207

詳細
抄録

2015年に血栓回収療法のエビデンスが確立し,塞栓性近位脳血管閉塞例であっても迅速な再開通によって,確実な転帰改善が得られるようになった.2011年から直接阻害型経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant; DOAC)が登場したことも相まって,急性期の抗血栓療法にも選択肢が増えている.本稿では,ここ数年で様変わりした脳梗塞急性期治療の進歩を解説する.

著者関連情報
© 2017 日本神経学会
次の記事
feedback
Top