1993 年 15 巻 2 号 p. 59-63
スジオおよびサラサナメラの孵化個体を用いて,様々な大きさのマウスに対する捕食行動を実験下で調べた.スジオは大きなマウスには巻き付いて殺してから呑む傾向があったのに対し,小さなマウスはくわえたまま生きている状態で呑む傾向があった.スジオはマウスの大きさによって捕獲部位,および,呑みだす方向を変えず,また,餌を頭から呑みだす傾向も示さなかった.サラサナメラはほとんどの場合マウスに巻き付かず,すべてのマウスを生きたまま呑んだ.また,サラサナメラは,マウスの大きさによって捕獲部位を変えなかったが,全体的な傾向としてマウスを頭から呑むことが多かった.
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