2019 年 20 巻 1 号 p. 23-28
永久歯咬合面の診査の向上と学校歯科健診で咬合面の着色をう蝕と指摘されて来院する患者とその保護者への説明を目的として,第一大臼歯萌出時から20歳までを対象に永久歯の咬合面の規格写真を撮影している.咬合面を詳細に記録することは診査や情報提供に役立つだけでなく,う窩ができてしまった場合の原因(プラークコントロールの不良や深い裂溝,エナメル質形成不全など)を考察することにも役立っている. 今回,当院での永久歯の咬合面の規格写真撮影方法について紹介する.