2019 年 2 巻 1 号 p. 6-9
[目的] デジタル吊り秤を用いて等尺性膝伸展筋力測定値の検者内・検者間の信頼性を検証することとした. [対象と方法] 検者内信頼性は健常成人男女20名(男性10名,女性10名),検者間信頼性は検者内信頼性とは別の健常成人男女10名(男性5名,女性5名)とした. [方法] 検者内信頼性は1名の検者が5秒間の等尺性膝伸展筋力を10分以上の間隔をあけ2回測定行った.検者間信頼性は1名の対象者に対し,2名の検者がそれぞれ10分以上の間隔をあけ2回行った.[結果]検者内信頼性,検者間信頼性ともに良好な結果が得られた. [結語] デジタル吊り秤は安価であり,等尺性膝伸展筋力を定量的に測定できる機器として使用できる可能性がある.