2001 年 37 巻 3 号 p. 113-124
プラントのCRTオペレーションに用いるグラフィック画面に対して, 小林ら (1996) は運転員の思考過程に基づいた「メンタルアルゴリズム解析」による評価方法を提案している. 本研究では, グラフィック画面に常時提示されるプラント・パラメータの量が異なる3つの画面に対して, メンタルアルゴリズム解析による評価と注視点の停留時間の分布による評価を行った.これらの評価を比較した結果, 運転員の思考を反映したメンタルアルゴリズム解析による画面評価の妥当性が明らかとなった.