ジオシンセティックス論文集
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論文
分割型壁面のジオテキスタイル補強土壁に関する動的遠心模型実験(その2 地震時挙動と変形特性)
中島 進榎本 忠夫佐々木 哲也
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2010 年 25 巻 p. 119-126

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抄録

分割型壁面を有するジオテキスタイル補強土壁について,常時・地震時の補強土壁の挙動を精緻に把握すること及びその崩壊メカニズムを把握することを目的として,1)補強材配置,2)壁面高さ,3)基礎地盤条件,4)壁面工の形式,5)背後地盤条件を変化させて動的遠心模型実験を実施した.本報では,補強土壁の耐震性に顕著な影響を及ぼす諸要因を実験条件に応じて整理した。それと共に、補強土壁の荷重-変位モデルを明らかにするために,慣性力・地震時土圧・変位の位相特性に着目して検討を行った.その結果、補強土壁に作用する荷重として地震時土圧と慣性力を考慮し、その荷重により補強領域にせん断変形と壁面間での相対変位が生じると考えることで、模型実験における補強土壁の変形状況と、慣性力・地震時土圧・変位の位相特性を説明できる事が分かった。

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© 2010 国際ジオシンセティックス学会 日本支部
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