日本臨床外科学会雑誌
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症例
大動脈四尖弁の1手術例
砂澤 徹飯田 浩司石田 敬一
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2009 年 70 巻 9 号 p. 2650-2653

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抄録

症例は66歳,男性.前立腺肥大の精査中に心雑音を指摘され,経胸壁心臓超音波検査(TTE)にて大動脈弁閉鎖不全症(AR)と診断された.術中経食道心臓超音波検査(TEE)にて大動脈四尖弁を認め,手術所見にて左冠尖と右冠尖の間にaccessory cuspを有する四尖弁を確認した.
弁形成は困難と考え,機械弁による大動脈弁置換術を施行した.術後経過は良好であった.大動脈四尖弁(QAV)は稀な先天性疾患であり文献的考察を加え報告した.

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© 2009 日本臨床外科学会
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