全日本鍼灸学会雑誌
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「脉差診」と「五行の色体表」との関連性について
牧 仁子皆川 宗徳石神 龍代黒野 保三
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1994 年 44 巻 4 号 p. 333-338

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抄録

鍼灸診療の診断法である四診法の中で, 古典では「五行の色体表1)」は診断基準として重要な意義をもっていると考えられている。そこで, 実際に「五行の色体表」の項目が診断において有用性があるか否かを証明する目的で,「脉差診2, 3)」と「五行の色体表」の項目の中の「五味4, 5)」「五志4)」「五労6)」との関連性について調査検討を行った結果, 今回の調査では「脉差診」と「五労」との間には間連性が認められたが,「五味」「五志」については関連性が認められなかった。

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