1990 年 35 巻 3 号 p. 268-272
フロアブル剤による水田除草法を確立するために, chlornitrofen, MK-129および piributycarb のフロアブル剤, 水和剤, 粒剤によるタイヌビエ殺草効果の比較を温室条件下において実施した。
3種除草剤はいずれも, フロアブル剤≧水和剤>粒剤の順に殺草効果が強く, フロアブル剤と水和剤では原体粒径が小さいほど殺草効果が強かった。また3種除草剤の土壌中における移動性と残効性, 湛水中における除草剤濃度の経時変化についてみると, 剤型間の差異は小さかった。