日本小児アレルギー学会誌
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第47回日本小児アレルギー学会シンポジウム6 アレルゲンとしての食品
「食べる」側から見た食品の抗原性の評価と調理による低アレルゲン化:抗原コンポーネントレベルにおける検討と臨床応用
伊藤 節子
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ジャーナル 認証あり

2011 年 25 巻 1 号 p. 63-67

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抄録

食物アレルギーの治療の基本は正しい抗原診断に基づく必要最小限の食品除去であり,「食べる」ことを目指した食事指導を行うことが食物アレルギー児のQOLの維持のためには大切である.このような食事指導を実現するために必要となるのは「食べる」側から見た食品の抗原性の評価である.加熱・調理により受ける影響を加味した抗原性の評価法の確立とその臨床応用としての卵,牛乳,小麦の抗原コンポーネント別の低アレルゲン化について述べる.

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© 2011 日本小児アレルギー学会
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