テレビの1フレーム, すなわち1/30sec間の画像を, ドライシルバー紙と光学ファイバー受像管 (FFT) を使って記録することができた.使用したドライシルバー紙の感度不足を補うためにFFTの螢光体にZnCdS : Cu, Alを用いてFFTの分光特性をドライシルバー紙の分光感度に合わせ, ドライシルバー紙の写真特性を測定してFFTの輝度に適した高速記録可能な現像条件 (現像温度128±2℃, 現像時間5±0.4sec) を実験から求めた.ここでは, ドライシルバー紙の写真特性を中心に検討を行ない, FFTの記録特性, 試作した熱現像装置の現像特性, および温度制御回路について述べる.