コンクリート工学
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コンクリート橋脚のASRによる再劣化と対策工法の選定
大代 武志原田 政彦中野 政信中狭 靖
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2006 年 44 巻 12 号 p. 31-38

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抄録

近年, アルカリシリカ反応 (ASR) の進行により, 鉄筋コンクリート構造物の内部において鉄筋が破断している劣化事例が報告されており, ASRによる劣化を生じている既設コンクリート橋脚の対策が重要な課題となっている。著者らは, ASRの対策として表面被覆を施した橋脚が再劣化していることに着目し, ASRで劣化した橋脚の劣化状況および鉄筋破断に関する一連の調査を実施した。本稿は、ASRによる劣化により鉄筋破断を伴う, 著しい劣化が発生した橋脚の実態を解体調査の過程で詳細に調べるとともに, 対策としての橋脚全体の打換え工法の選定およびその施工工程について報告するものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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