コンクリート工学
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首都高速湾岸線東扇島高架橋 (仮称) の施工
ピロン併用張出し工法
土谷 義勝三村 啓子新井 英雄永井 篤
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1994 年 32 巻 5 号 p. 50-56

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抄録

東扇島高架橋 (仮称) は, 平成6年度供用予定の首都高速湾岸線 (4期) の一部を構成する9径間連続PC箱げた橋である。立体交差している道路の一つである半地下構造の川崎市道上の施工を道路供用中のまま行う必要が生じたため, 主げた上のピロンから斜材により吊り補助併用の張出し工法を採用した。張出し施工による突き合わせ誤差を抑えるため, 斜材張力管理を主とした計測を実施, 効果を上げている。幅員14.25m, 斜吊り張出し施工長40mの工事規模は, けた橋における同工法施工例のなかでは国内最大級である。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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