コンクリート工学
Online ISSN : 2186-2753
Print ISSN : 0387-1061
ISSN-L : 0387-1061
工事記録
東京スカイツリー®におけるスリップフォーム工法による心柱の構築
坂井 利光矢島 雄一神代 泰道江村 勝
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 50 巻 8 号 p. 677-682

詳細
抄録

自立式電波塔としては世界一の高さとなる東京スカイツリーの中心部には,直径8m,高さ375mのプレストレスト鉄筋コンクリート造の円筒「心柱」が設置されている。心柱は天望デッキの上まで貫いており,タワー本体の揺れを軽減する制振システムの機能をもつ。心柱は直径約10mの狭い空間と限られた期間で造る必要があり,「スリップフォーム工法」を採用した。本稿ではスリップフォーム工法による心柱の構築の状況について報告する。

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 日本コンクリート工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top