国療近畿中央病院 外科
1994 年 8 巻 2 号 p. 196-201
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症例は71歳の女性で約20年間の絨毯包装業の職歴がある.左胸水貯溜で発見され, 胸腔鏡下生検で悪性胸膜中皮腫と診断し, 壁側胸膜全切除術を行った.病理組織学的には二相型悪性胸膜中皮腫像の肉腫成分中に骨, 軟骨形成が多く見られた.中皮腫に骨組織を伴うことは稀で, 本例は本邦3例目の報告例である.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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