2022 年 32 巻 2 号 p. 236-239
近年,推し進められている高等教育改革において,学習成果の可視化は重要なキーワードであり,そしてその可視化が多くの高等教育機関において精力的に取り組まれている.しかし,多くの大学で実施されている方法は,ディプロマ・ポリシーに対応するような評価であるとは言い難い.そこで,甲子園短期大学ではディプロマ・ポリシーの内容に基づき,卒業までに学生が身につける12の能力を抽出し,その12の能力をカリキュラムマップと対応させた学習成果の可視化方法について検討を行ったので報告する.