新潟大学第3内科
済生会三条病院消化器科
1999 年 40 巻 1 号 p. 34-41
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原発性胆汁性肝硬変に対してウルソデオキシコール酸治療中に, 自己免疫性肝炎を発症した2例を経験した. 原発性胆汁性肝硬変と診断されウルソデオキシコール酸投与後, 症例1は約1年半後, 症例2は約半年後に自己免疫性肝炎を発症した. 2例共ステロイドが投与され, 症例1は8カ月, 症例2は2年の間再燃していない. かかる報告は我々の2例を含めて5例のみであるが, 原発性胆汁性肝硬変の経過観察中には自己免疫性肝炎の発症をみることがあることに注意する必要がある.
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