精密機械
Print ISSN : 0374-3543
新しき検速機とその底用
青木 保
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1936 年 3 巻 34 号 p. 243-254

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抄録

一定速度を以て廻韓する圓板の周面に夜光剤を塗り,該表面に接近して配置した聞隙に火花を飛ばせて,光輝ある細線を夜光剤上に作らせる様にした測時機とその實用の實例について述べる.此測時機の特長は寫眞の様に現像する必要がなく叉夜光剤は取換へる必要がないから,その経費も時間も節約し得て,且つ結果が即座に得られ,又別に暗黒な室を要しないとである.而してその談差は銃口前5mの平均速度を求める場合に於て0.3%で,若し10mの平均速度とすれば0.2%以下である.最後に38式實包の公算誤差の調査結果が掲げてある.

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