The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『リハビリテーション医療と安全管理』
リハビリテーション医療における安全管理
宮越 浩一
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2021 年 58 巻 3 号 p. 242-246

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抄録

リハビリテーション診療は有害事象発生のリスクがあり,それにより治療成績は不良となる.関連する有害事象としては,合併症,事故,医療関連感染が挙げられる.有害事象の発生予防,有害事象発生時の影響を最小限とする対応,再発予防が必要といえる.ここで最も重要なことは,有害事象の発生予防である.しかし,有害事象の発生を恐れるあまり,積極的なリハビリテーション治療ができなければ機能改善が不十分となり,治療成績は悪化するという結果となる.そのため,これらの益と害のバランスを考慮したリハビリテーション治療計画が必要となる.安全に効果的なリハビリテーション治療を進めるためには,リハビリテーション科専門医と療法士の密な連携が重要である.

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© 2021 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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