The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『関節リウマチ』
関節リウマチの疫学・診断・診療ガイドライン
松下 功
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2020 年 57 巻 11 号 p. 1005-1010

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抄録

関節リウマチの有病率は0.2~1.0%といわれ,男女比はおおよそ1:3程度と報告されている.好発年齢はこれまで40~50歳前後とされてきたが,近年では高齢発症の患者が増加してきている.関節リウマチの診断については2010年の分類基準を用いることで早期診断が可能となったが,これまで以上に鑑別診断を厳密に行わなくてはならない.わが国で作成された『関節リウマチ診療ガイドライン2014』の特徴として,非薬物療法に対するリコメンデーションが掲載されている.同ガイドラインでは関節リウマチに対するリハビリテーション治療の重要性が提唱されており,関節保護および運動療法は関節リウマチ患者の機能を向上させるため強く推奨されている.

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© 2020 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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