長崎県農林技術開発センタ−
2020 年 86 巻 p. 1-5
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水稲早生品種「なつほのか」について,高品質米を生産するための移植適期を策定するため,登熟期間の気温と玄米品質との関係を検討した結果,出穂後20 日間平均気温が29℃を超えると背白粒発生率が高くなり,出穂後40 日間平均気温が23℃を下回ると青未熟粒や薄い粒厚の重量比が高くなる傾向が認められた.このことから「なつほのか」は登熟期間の高温と低温による品質低下を回避するため出穂後20 日間の平均気温29℃以下,出穂後40 日間の平均気温23℃以上になるような出穂期が望ましいことが示唆された.
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