土木学会論文集F3(土木情報学)
Online ISSN : 2185-6591
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特集号(論文)
LPデータと過年度の河川定期横断測量成果を用いた横断図生成手法に関する研究
田中 成典今井 龍一中村 健二窪田 諭梅原 喜政
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_283-I_292

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抄録

 河川は古来より私たちに恵みをもたらし,時折猛威をふるってきた.私たちの安心安全で豊かな生活を確保するうえで,河川管理の社会的責務は極めて重大である.河川管理で取り扱われている様々な資料の内,横断図は堤防の現況把握に加え,堤防改修計画や流下能力の把握などでも利用されており,全国の一級河川で定期横断測量を実施して調製されている.実測による横断図調製の代替手法として,航空レーザで取得した点群データの利用が研究されているが,計測誤差や植生のノイズに影響される課題などがある.本研究は,これらの課題を解消し,点群データから高精度な横断図を生成する手法を提案する.

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© 2014 公益社団法人 土木学会
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