土木学会論文集
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連続合成桁の各種ひび割れ幅算定法とその相違に関する一考察
長井 正嗣奥井 義昭岩崎 英治
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2002 年 2002 巻 710 号 p. 427-437

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抄録

連続合成桁の中間支点上における負の曲げモーメントに対し, コンクリート床版にひび割れを許容する設計法 (ひび割れ制御設計) が主流になりつつある. もちろんコンクリート床版の耐久性を保証する観点からひび割れ幅の最大値は制限がする必要があり, ひび割れ幅の合理的算定がひび割れ制御設計の最重要課題といえる. 本論文ではこのひび割れ制御設計におけるひび割れ算定式として, 土木学会コンクリート標準示方書, Hanswille の論文, CEB/FIP-90を対象として, これらを比較し, どの程度の差異が生じるかを明らかにし, あわせて適用上の問題点について整理した.

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