土木学会論文集
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水浸細骨材計量方式による信頼性の高いコンクリートの製造システムに関する基礎研究
近松 竜一十河 茂幸
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2001 年 2001 巻 676 号 p. 19-26

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抄録

コンクリートを製造する際, その信頼性の尺度となるのは「品質の安定性」である. 一定した品質のコンクリートを製造するには, まず各々の材料を所定量だけ正確に計量することが基本となる. しかし, 現行の製造システムでは, 細骨材に含まれる表面水を正確かつ迅速に把握することは困難な場合が多く, 骨材の表面水管理がコンクリートの品質変動を抑制する上で最大の懸案課題となっている. これに対し, 著者らは, 細骨材の表面水に左右されず, 常に正確な水量と細骨材量を算出できる水浸方式による計量方法を考案した. 本論文は, この水浸細骨材計量方式を用いた信頼性の高い製造システムを提案するとともに, 本計量システムの有用性を実験的に検証した結果について示すものである.

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