土木学会論文集
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フライアッシュを多量に用いた硬化体の配合設計および品質管理手法に関する研究
福留 和人長瀧 重義坂本 守鈴木 達雄喜多 達夫
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2001 年 2001 巻 669 号 p. 99-108

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抄録

セメントおよびフライアッシュを最適含水比に近い水粉体比で練り混ぜると練上り直後は, 湿気のある粉の状態となるが, 振動を与えると流体状に性状が変化し, 密に締固めることが可能となる. この現象を利用してフライアッシュ硬化体を製造すれば, 単位水量, セメント量および水粉体比を大幅に低減できるため, 経済的に品質の均一な硬化体を製造することが可能となる.
本研究では, フライアッシュ硬化体の配合設計および品質管理手法の検討を行った. 検討の結果, フライアッシュの流動特性から配合を選定できること, 流体化時間に基づく品質管理が可能であることを見出した.

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