土木学会論文集
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時間-空間確率過程モデルを用いた相対地震動の評価
田村 敬一相沢 興
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1992 年 1992 巻 441 号 p. 49-55

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抄録

本研究は, 地中構造物の耐震設計上重要な地震時の地盤ひずみを評価することを目的として, 地震動の簡便な時間-空間確率過程モデルを用いて, 2地点間の最大相対変位の推定を試みたものである. 用いた確率過程モデルの構築には, 現時点では大きな地震によるデータが得られていない同時多点強震記録を補足するために従来の独立した観測点による強震記録を用いることが可能であり, 最終的に最大相対変位を地震のマグニチュードおよび震央距離から推定する手法を提案した.

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