土木学会論文集
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偏土圧を受ける2重締切土留め工の計測結果およびその挙動解析
永田 滋森 征男有薗 隆敏酒井 邦登
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1991 年 1991 巻 436 号 p. 83-92

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抄録

2重締切堤体は数多くの利点を有するが, 偏土圧が作用するときの転倒やせん断変形等の力学的挙動は明らかにされていない. そこで, 簡便な2次元弾性有限要素法を用いて, 施工ステップに応じた土留め壁の変位・応力, 掘削に伴うリバウンドといった地盤の挙動を解析することを試みた. 本報告は, 施工時の計測結果をもとに偏土圧を受ける2重締切土留め工の挙動解析へのFEMの適用性を検証するものである.

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