2016 年 36 巻 3 号 p. 320-323
2004年5月に第1回困難気道管理(Difficult Airway Management:DAM)実践セミナーを開催した.気道管理戦略の講義,手技のハンズオントレーニングと気道管理困難症例に対応するシナリオトレーニングという3部構成を初回より踏襲している.セミナー開催母体として同年DAM研究会が発足した.同会は,2005年4月の日本医学シミュレーション学会発足に伴いその分科会となり,名称もDAM世話人会となった.これまでに70回のDAM実践セミナーを開催してきた.手術室外領域のニーズも高まり,受講生も多職種へ広がっている.日本麻酔科学会の気道確保ガイドラインへの対応が急務である.