日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第29回大会 シンポジウム ─麻酔記録装置の現状と近未来─
メタビジョンシステム®を中心とした急性期部門記録・診療援助システム構築
片山 勝之
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2011 年 31 巻 2 号 p. 226-234

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抄録

  メタビジョンシステム®はイスラエルのiMDソフト社が開発し,フクダ電子が日本における総代理店として販売する電子記録システムで,主に手術室,ICUでの使用を念頭に開発されてきた.その特徴として,ユーザー自身による広範囲な作り込みが可能で,システムエンジニアの力量に左右されてきた従来のオーダーメイド電子記録と一線を画している.当院では,2007年に救命救急病棟,ICU,手術室を新築・増築するにあたって手術室12室,ICU12床,ER初療室4床,ER病棟19床の全47床にメタビジョンシステムを導入し,よりよい患者管理のために記録やオーダリングの完全電子化を目指して整備を進めている.

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© 2011 日本臨床麻酔学会
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