日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第27回大会 パネルディスカッション—麻酔科医によるがん疼痛マネジメント—
脊椎転移の疼痛治療と麻酔科医
山田 圭輔
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2009 年 29 巻 2 号 p. 120-126

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抄録

  脊椎転移による強い体動時痛は, 強オピオイドの経口投与などではコントロールが困難なことも多い. 金沢大学附属病院では, 体動時痛を軽減させる目的で, 脊椎転移に対して外科治療と放射線治療および経皮的椎体形成術を積極的に行っている. 麻酔科医は, 外科治療では, 術前の腫瘍椎体周囲の動脈塞栓術も含めて, 周術期の疼痛治療を静脈内PCAを用いて行っている. 放射線治療では, 放射線治療台上での体位を維持できるように静脈内PCAや硬膜外ブロックおよびくも膜下ブロックを行っている. 経皮的椎体形成術では, 周術期の合併症に早期に対応できるように, 放射線科医および整形外科医と協力している.

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© 2009 日本臨床麻酔学会
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