日本補綴歯科学会雑誌
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歯石が槽間中隔辺縁部の骨欠損におよぼす影響
口腔内X線写真の観察
山口 義和三海 正人野口 和子藤井 弘之
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1985 年 29 巻 3 号 p. 708-716

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抄録

1.歯石沈着期間が6ヵ月以上と推定され, bone score平均値が2.5以下の166被検者の766歯の歯槽中 隔部をデンタルフィルムで観察した.
2.歯石は, bone score値の上昇つまり骨欠損の進行促進に関与することが示唆された.
3.歯石が, V型欠損を誘起する主要な局所因子である可能性は低く, もし影響力があってもその効果は小さいと思われた.

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© 社団法人日本補綴歯科学会
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