日本内科学会雑誌
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5.狭心症に対する冠動脈インターベンション
山口 徹
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1997 年 86 巻 2 号 p. 265-270

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抄録

狭心症に対するバルーンPTCAは安定した成績で行える血行再建術であるが, PTCA不適病変の存在,血管損傷に伴う合併症からの確実な離脱法の欠如,慢性期再狭窄などの弱点を克服できなかった.ステント,アテレクトミーなどのnew device,特にステントの臨床導入により合併症は減少し,複雑病変への冠動脈インターベンションの成績は向上した.ステント植込み可能病変では再狭窄率が半減したが,今後に残されたインターベンション最大の問題点はなお再狭窄である.

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