函館市医師会病院内分泌科
函館中央病院内科
弘前大学医学部第三内科
1991 年 80 巻 2 号 p. 276-277
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症例は42歳,女性.バセドウ病にてチアマゾールの投与を受けたところ血小板減少症をきたした.ステロイド薬に奏功し,次いでプロピールチオウラシルを1回のみ50mgの投与を受けたところ急速に血小板減少症が再発した.経過からも特発性血小板減少症とは考えられず,両薬による薬物性血小板減少症と考えられた.機序はII型アレルギー反応と推察された.このような例は極めてまれではあるが,今後注意を要すると思われた.
日本内科学会会誌
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