日本内科学会雑誌
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IV.高カリウム血症
遠藤 慶太北村 浩一鈴木 利彦
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2022 年 111 巻 5 号 p. 926-933

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抄録

高カリウム(K)血症は日常診療でよく遭遇するが,時に致死的となることから迅速な病態の把握と対応が求められる.その病態はintakeの増加,outの減少,細胞内シフトの障害と分けると理解しやすく,特に前者2つは通常慢性腎臓病が背景にある.近年,心疾患や腎疾患に対するRAS(renin-angiotensin system)阻害薬の有効性の報告とともにその使用が増加しているが,副作用の高K血症を診る頻度が増えている.その一方で高K血症の新規治療薬も開発され,今後の診療は変わる可能性がある.

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© 2022 一般社団法人 日本内科学会
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