東北大学大学院医学系研究科呼吸器内科学分野
2022 年 111 巻 10 号 p. 2084-2093
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
サルコイドーシスは原因不明の全身性肉芽腫性疾患であり,ほぼ全ての臓器で病巣を形成し得るが,呼吸器病変の合併頻度が圧倒的に高いために,呼吸器科医が診療の中心となることが多い.診断手順がやや煩雑で,症状や臨床経過など症例毎の多様性も高く,診療に慣れた複数科の医師が連携して管理することが多い.病因論としてはアクネ菌説が有力である.現在の全身ステロイド中心に変わる治療法について,国際的に協力して新薬開発が進められることを期待したい.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら