薬物動態
Print ISSN : 0916-1139
薬物急性中毒におけるスクアランの解毒効果(4)―ストリキニーネおよびEPNの吸収に及ぼす効果―
神村 英利堤 利恵古賀 信幸小栗 一太吉村 英敏
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1988 年 3 巻 5 号 p. 652-653

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抄録

スクアランは、毒性の発現が早いST及びEPNの毒性低下に有効であったが、それには毒物投与後速やかにに与える必要があった。スクアランは既に報告したように一旦吸収された毒物の腸管を介した排泄を促進すると共に、毒性発現の早い脂溶性毒物では、摂取直後に使用すればかなりの毒性低下を期待できる。

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© 日本薬物動態学会
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