PBL(Project Based Learning)を用いたビジネス創成教育では、① 体系的なビジネス知識教育、② 知識創造型PBLプロセス、③ イノベーションを産み出す仕組み、の3つが重要と考えられる。本研究では、千葉工大PM学科で長年実施してきたPM(Project Management)実験・演習をケースとして、上記3つの観点で現状と課題を分析した。①は開講科目で必要な知識をカバーしている、②はSECIモデルに合致するが、PBLの成長確認プロセスの改善が必要、③はベンチャー企業に比べてデザイン主導型やB2B型ビジネスの不足、という課題を明らかにした。上記課題に対する改善策を提案し、その妥当性を吟味、検証した。