国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
水道職員教育訓練プログラム開発におけるP2M理論の適用
高橋 正彦亀山 秀雄
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 8 巻 2 号 p. 155-168

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抄録

水道システムは、現代の社会生活に欠くことのできない重要なインフラの一つである。水道施設・設備の健全な維持管理や運転管理には、経験により培われた高いスキルが要求される。一方、近年においてはベテラン職員の大量退職などにより、水道施設・設備の事故対応経験の浅い職員が増えつつあり、将来的な危機管理能力の低下が懸念される。危機管理対策の充実と人材育成への対応は、水道事業者にとって喫緊の課題である。この課題を解決するため、筆者の一人はロールプレイング方式の協調訓練を特徴とする教育訓練システムを開発し、訓練プログラムとして導入・運用され成果を上げている。本システムは、構想段階から、開発、運用、評価に至るまでP2M理論を適用している。

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© 2014 International Association of P2M and Authors
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