日本音響学会誌
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圧電片持梁方式ノックセンサにおける等価回路の導出と設計への応用
高橋 寿平
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2009 年 65 巻 9 号 p. 469-476

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抄録

バイモルフ応用の圧電片持梁方式ノックセンサに関して,圧電基本式と4端子回路の等価回路をベースとして特性を表す理論式を導出した。加えて,10.4×4×0.56mmのバイモルフを使用し,共振周波数f_o≒8kHz,感度V_<out max>≧350mV/G,共振利得Q<21を目標とする共振タイプノックセンサを試作し,特性を実測した。その結果,負荷抵抗R_L=15kΩにおいて,Q≒34と最小値を示し,その時,f_o≒8.5kHz,感度V_<out max>=367mV/Gであった。これら試作振動特性の共振周波数,感度,共振利得の実測値は機械抵抗を4.5kΩとする理論値に略一致した。これらにより,本研究で導出した理論式は圧電片持梁方式ノックセンサの設計に応用できることを検証した。

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© 2009 一般社団法人 日本音響学会
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