九州芸術工科大学
1997 年 53 巻 1 号 p. 3-12
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俳句に詠み込まれた音環境を, 統計的に分析することで, 日本のサウンドスケープの時代変遷を調査した。概況としては, 日本のサウンドスケープの時代変遷は, 音とその音が聞かれた状況の関係が変化したのではなく, それらの組み合わせの相対出現頻度が変化したものであることが分かった。また, 日本人は, 時代の流れの中で, 音の持つ象徴的意味を敏感に読み取り, そこから情緒を感じるという文化を失いつつあるということが分かった。
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