日本体育学会大会予稿集
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第69回(2018)
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一般研究発表(09) 体育方法
09方-24-ポ-36 高校競技選手を対象とした心理技法の活用に関する一考察(その2)
*小松 健一
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p. 219_1

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抄録

 本研究では、高校競技選手を対象に、競技場面で競技選手が実力を発揮する際に必要と考えられている心理的スキルを獲得するための心理技法の活用状況を明らかにするとともに、心理的競技能力にどのような影響を及ぼしているのか検証することを目的とした。小松(2018)の研究でも検証しているが、性差における比較検討は行っていない。そこで本研究では、性差について比較検討を行った。研究方法として対象者は、A県の高等学校運動部に所属する高校生154名(男子部員78名、女子部員76名、平均年齢16.3歳、SD=0.9)。調査対象者の競技種目は、ハンドボール、陸上競技、ボート、水球、弓道、アーチェリー、なぎなたであった。調査内容は、村上ほか(2010)に作成した心理技法活用尺度を使用し、情動のコントロール、セルフトーク、自己分析、イメージ、サイキングアップ、ルーティン、ゲームプラン、目標設定の項目について調査を行った。また、心理的競技能力については、徳永・橋本(1988)の開発した心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)を使用した。その結果、高校競技選手の心理技法の活用状況を明らかにすることができたと考える。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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