日本体育学会大会予稿集
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第69回(2018)
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一般研究発表(08) 測定評価
08測-24-ポ-33 男子大学生における体脂肪率と主観的健康感との関係
*佐藤 敏郎
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p. 187_3

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抄録

 近年、体脂肪率の測定は、生体インピーダンス(BI)法を用いた測定機器の普及により、一般の人々が体脂肪率測定を簡易に行い、日頃の健康管理に利用している。測定が安易になったため、体脂肪率の様々な研究がなされているが、男子大学生の体脂肪率と健康との関係について詳細に検討した報告は少ない。そこで本研究では、男子大学生305名(18~22歳)を対象にBI法による体脂肪率の測定と主観的健康感に関する調査を行い、その関係について検討を行った。体脂肪率の測定はIn Body370(株式会社インボディ・ジャパン社製)を使用した。体脂肪率が低い順に四分位で4群に分類し、各質問項目との関係を一要因分散分析またはカイ2乗検定を用い検討した。その結果、自覚する健康状態、付き合いの妨害、朝食の摂取、父親の体型と体脂肪率との間に有意な関連があることが認められ、自覚する健康状態と付き合いの妨害は体脂肪率の高いグループほど良くない傾向を示し、朝食は体脂肪率のやや低いグループがいちばん摂っていないことが明らかとなった。また、父親の体型との間にも関係が認められた。

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