2019 年 67 巻 2 号 p. 97-99
教員として授業をしていく際,本当にゼロから始めて1から10まで全て自分で考え作らなくてはならないという状況はなく,日々の時間の流れに乗って「あぁ,今日は教科書△△ページのこの内容をやるんだな」と思いながら長年授業をしてきた.
しかしそれまで考えたこともなかった内容の教材を目にしたことで,自分が授業でやってきたのは実はただテストで点を取れるようにすることだったのかな,と考えさせられた経験を通して,自分が授業で何を教えているのかを改めて考えることができた経験を報告する.